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    新刊発売のお知らせと、『転生したけど、王子~』のSS


    新刊が発売される予定ですので、お知らせいたします(^∇^)ノ

    フェアリーキス様より、
    6月27日『公爵令息と記憶をなくしたシンデレラ』
    というタイトルの小説を出して頂ける予定となっております。

    イラストは前作と同じく、コトハ先生です!

    以前からコトハ先生のイラストが大好きでしたので、2冊目も描いてもらえることになって本当に嬉しい限りです。+゚。*(*´∀`*)*。゚+

    お引き受けくださって本当にありがとうございます…。と、こんなところで呟いてもあれなのですが、嬉しいので書いておきます。イラスト、すごく楽しみです。

    『公爵令息と記憶をなくしたシンデレラ』あらすじはこちら
    ↓↓↓
    -------------------------------
    このまま、君をさらってもいい?

    前世のトラウマから愛を信じない少女と、彼女に一目惚れをした騎士。王都で起こる事件を追ううち、ふたりの恋も否応なく巻き込まれて……!?

    騎士団長のアーサーが助けた天使のような美しい少女アンナ。彼女は記憶の全てを失っていた。王都で多発する失踪事件の被害者かもしれない、とアンナを側に置きたくて保護するアーサー。打算的な貴族の恋愛を嫌うアーサーが理想の女性像として憧れる教会の天使――その天使にそっくりなアンナに、アーサーは惹かれていく心を止められなかった。一方アンナは頑なに彼からの施しを拒み、働いて借りを返したいと言う。記憶をなくした瞬間、愛に裏切られた前世を思い出し、もう二度と恋なんてしないと誓ったのだ。しかし優しいアーサーに彼女の心は激しく揺れる。「――俺は君を口説き落としたい。欲しいのは、君の心だ」そんな時、アンナの婚約者を名乗る男が現れて――!?

    「俺は君が好きだ。君を手に入れたいと、ずっと考えていた。主人面をして、こんな浅ましい想いを抱いていたことを、許して欲しい」
    -------------------------------

    担当編集様が格好良くまとめてくださいました!(^^)

    amazon様ではすでに予約受付が始まっております。
    ご興味持っていただけましたら、ぜひともお手に取っていただけますと幸いです。

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    公爵令息と記憶をなくしたシンデレラ
    著:鬼頭香月、画:コトハ
    本体価格:1,200円+税
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    転生したのに、また叶わぬ恋に落ちました
    著:鬼頭香月、画:コトハ
    本体価格:1,200円+税
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    -------------------------------

    というわけで、宣伝だけしてもあれなので、折りたたんだ↓に『転生したけど、王子~』のSSを置いておきます。
    今書いている続編のプロローグ的な雰囲気になりました。

    すみませんという感じですが、色々書いていこうという景気づけ的に書いたものですので、ご了承ください!

    なろうにも色々上げていこうと思っています。またどうぞよろしくお願いいたします!

    ***


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    転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う~お兄ちゃんと、妹~


     今月は書くことないので、『転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う』のSSでも載せておきます!


    *******************

     衣裳部屋に併設された小部屋で、出かけるための準備をしていたアルベルトは、部屋の外から聞こえた物音に耳をそばだてた。
     子供特有の甘い声と、その相手をしている侍女の声だ。

     アルベルトの後ろで、ブラウスの襟を整えていた侍女が穏やかに微笑む。

    「アンナ様がいらっしゃったようですね」
    「――お兄さま!」

     侍女が言うと同時に、部屋の扉がノックもなく開かれ、アルベルトは溜息を吐いた。
     既にズボンもブラウスも着ている状態だったが、はいていなかったらどうするつもりだ。

     どうせ理不尽に悲鳴を上げて、僕を非難するんだろう――と思いながら、アルベルトは五歳になったところの、幼い妹を振り返る。

     レースをふんだんに使ったドレスを着せられ、髪は左右に分けて、耳の上でくくられていた。
     髪の結び目に愛らしいリボンをつけ、毛先にはウェーブをかけてもらっている。
     見た目だけは人形のような仕上がりだ。

     両親はもとより、臣下たちの愛情までも一身に受けている幼い妹は、黒く大きな瞳を輝かせアルベルトの脇腹に抱き付いた。

     アルベルトは侍女の手が離れるのを待ち、アンナのために膝を折った。
     十歳のアルベルトと五歳のアンナでは、身長差が割とあり、身を屈めないといけない。

    「……アンナ、部屋に入るときはノックをしないと駄目だと、この間も言ったよ」
    「ねえ、お兄さま。今日クリスお姉様のお家へお出かけなさるのでしょう? アンナも連れて行って!」
    「……」

     にこやかに妹の顔を覗き込んだまま、アルベルトは閉口した。
     相変わらず人の話を聞かない妹だ。

     アルベルトはアンナの頭を優しく撫で、立ち上がる。

    「――先方にご連絡していないから、駄目だよ」
    「ええええ! ひどいわ! お兄様ばっかりクリスお姉様と会えるなんて、ずるい!」

    『ずるい、ずるい』と連呼して、癇癪を起こし始めた妹に押し通され、アルベルトは渋々、アンナを連れて婚約者に会いに行った。


     本当はアルベルトだけが訪れる予定だったにもかかわらず、公爵邸の使用人達は元より、クリスティーナも快く出迎えてくれ、アルベルトは複雑だ。

    『お兄様ばかり、クリスお姉様に会って、ずるい!』と癇癪を起こし、アルベルトが頷くまで泣いて地団太を踏んでいた妹は、ご満悦でクリスティーナに抱きしめられている。

     アルベルトは内心、舌打ちした。本来なら彼女は抱きしめる側ではなく、自分に抱きしめられる側だったというのに。

    「今日は何をして遊びますの、クリスお姉様?」

     アルベルトに声を挟む隙さえ与えず、アンナがこれからの予定を尋ねる。
     クリスティーナはアンナの手を引き、妖精の如き澄んだ瞳と涼やかな声で応じた。

    「今日はよいお天気ですから、お庭で遊びましょうか、アンナ様。お花が綺麗に咲いておりますわ」

     クリスティーナがちら、とこちらを伺ったので、アルベルトはいい兄然と微笑んだ。

    「いいね、行こうか」

     アンナが当然のようにクリスティーナと手を繋ぎ、庭園へ向かって行く。

     忌々しい己の妹の後ろ姿と、艶やかな白銀の髪を揺らめかせて進んでいく見目麗しいクリスティーナの背を眺めまわし、アルベルトは項垂れた。

     ――あーあ。僕だって手を繋ぎたい。

     アルベルトは嘆息して、恨めしく妹の手に視線を這わせた。

     ――妹は本当に――邪魔だ……!

    *******************
                           続く(……かもしれない)

     ではでは。

    プロフィール

    鬼頭 香月

    Author:鬼頭 香月
    ライトノベルを書くお仕事がしたい人。
    第1回一迅社文庫アイリス恋愛ファンタジー大賞銀賞受賞
    受賞作『転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う』一迅社文庫アイリスNEO・発売中

    twitter→@kito_kozuki
    小説家になろう→鬼頭鬼灯

    ※ブログ内の全ての記事・作品の無断転載等お断りいたします。

    鬼頭香月の本

    公爵令息と記憶をなくしたシンデレラ
    著:鬼頭香月、画:コトハ
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    転生したのに、また叶わぬ恋に落ちました
    著:鬼頭香月、画:コトハ
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    転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う

    転生したけど、王子(婚約者)は諦めようと思う
    鬼頭 香月:作 緒花:絵
    四六判 本体1,200円+税
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